こんにちは、山田です。
今回は「勉強ができる子の作り方」という話ですが、ネタバレすると、勉強に取り組む子は勝手に出来上がります。
しかし、仕込みは大切になります。今回はその仕込みについて解説します。塾を始める前にすこし考えてみてください。
勉強ができる子は勝手に出来上がる
これまで、多くの受験生を見てきましたが、合格する子の多くは、自分で学習を進めていました。少なくともその意欲はありました。
彼らに対しての僕らの仕事は、生徒の持っている力を判断し、正しい情報を与え、伸びる学習内容を考案し指導することでした。つまりティーチングではなく、マネジメントです。
こういう子はモチベーションが高いので、勝手に勉強します。
こんな生徒はどうすれ良いのでしょう?
一方で、言われてもやらない、言われるまでやらない、はっきり言ってそういう子はなかなか伸びません。しかしこういう子の方が多いですよね。
こういう子には、どうすれば良いか?
答えは、「環境作り」です。勉強に集中するしかない環境をつくましょう。
とはいえいきなりゲームを取り上げるとか、スマホを叩き割るとか、食事を抜くとかしても無意味です。最終的にはそのような内容でも良いのですが、いきなりそれでは反発されるだけでしょう。
最初にやるべきなのは、納得感作りです。
納得できねば、人は動かじ。
人間が一生懸命に取り組むモチベーションの根源は「納得感」です。ポジティブに、目標クリアに向けてひたむきに作業するのは、自分が取り組んでいることに納得しているからこそ。
ではこの納得はどうやって生まれるのでしょう?
答えは、会話です。ひたすら会話。
どう思っているか、しっかり意見を聞いてあげてください。そのときに、子供たちを「しつける」なんてくだらないことはしなくてOKです。彼らの立場に立って、意見に耳を傾け、いっしょに解決策を考えること。
その中で勉強した方が得がという情報を与えて、目標をいっしょに作ることが出来れば、それが納得感になります。
納得して一生懸命やっている中であれば、学習に関する家庭でのルールも作ることができるでしょうし、学習環境作りも可能です。
子供たちの人生は、我々にとっても大事なプロジェクトですよね。同じ目線で、いっしょに考えていきましょう。
そういう大人への信頼が生まれれば、子供たちも「この人は裏切れない」という気持ちになります。
そうすると彼らは勝手にやり出します。というわけで、これで勉強できる子の出来上がりです。
まとめ
勉強できる子の作り方をまとめます。
・子供の意見を聞く
・意思を尊重しつつ、対話する
・認知しつつ、情報で誘導する
・お互いが納得(決して説得ではない)するまで対話する
・やらざるを得ない環境を作る(ように対話する)
・環境を作る
・邪魔しない
ということです。
全体で見ると、めんどくさいですね。あと親も自分でできることにフォーカスする感じです。基本的に人間は自分が変わるしかない生き物というか、相手を無理やり変化させることは出来ないです。
なので、君の味方だよと宣言しつつ、話し合いつつ、なのが最短ではあると思います。
「お母さん、お父さんが言った通りにやった」
と言われないために。